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【詳解】4月から6月の残業を抑えると社会保険料が安くなるのは本当なのか…?

トビタカ
トビタカ
本記事では「4月から6月までは残業しないほうがトクをする」という噂の真偽を検証しています。

果たしてこの噂は真実なのでしょうか…?

 

「4月から6月までは残業しないほうがトクをする」って聞いたんだけど本当なの…?

 

あなたも、このような噂を聞いたことはありませんか…?

私も新入社員の頃、この噂を聞いて『本当かよ!』と思っていたのですが…

詳しく調べると、この噂は『半分が本当』で『半分が嘘』であることが分かったのです。

とび助
とび助
えっ!そうなんですか…?
トビタカ
トビタカ
はい!間違った情報も入っています!

 

本記事ではこの噂の正しい点と間違っている点をご説明いたします。

本記事を読めば、この噂を鵜呑みにしている人よりトクをすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

とび助
とび助
早く教えてください!
トビタカ
トビタカ
きちんとご説明していきますね!

 

 

4月から6月の残業を控えると社会保険料は安くなる…?

『4月から6月までは残業しないほうがトクをする』という噂ですが、この噂は半分あたっています。

というのも、4月から6月の残業代を減らすことは、社会保険料が上がるのを防ぐことにつながるからです。

トビタカ
トビタカ
分かりやすく説明します!

 

20~30代の会社員の場合、『健康保険』と『厚生年金』の2つの社会保険に加入していることでしょう。

40歳以上であれば、さらに『介護保険』に加入しているはずです。

そして、これらの社会保険の料金は『標準報酬月額』によって決められています。

とび助
とび助
なんだか難しそう…
トビタカ
トビタカ
難しいのは名前だけなので、ご安心ください!

 

標準報酬月額を求めるためには、まず次の式で『報酬月額』を算出します。

報酬月額の求め方

『基本給』+『交通費』+『諸手当』

この報酬月額の4月から6月の平均値が『標準報酬月額』になるのです。

とび助
とび助
交通費も含まれると高くなってしまいそうですが、報酬月額の割引ってないんですか…?
トビタカ
トビタカ
はい。次の論文が言うように、基本的に控除はありません!

社会保険料本人負担分をみると、給与所得者の場合、給与所得控除や人的控除などの所得控除を認めずに、収入に比例する保険料率で賦課される

引用:社会政策-社会保障の財源問題

 

よって、よほどのことがない限り、報酬月額は『基本給』『交通費』『諸手当』の合計金額になります。

基本給は昇給を、交通費は引越しをしない限り変わらないので、自分でコントロールすることはできません。

つまり、あなたが支払う社会保険料は、諸手当によって変動するのです。

 

手当の中でも特に重要なのは『残業手当』でしょう。

というのも、金額の変動が一番大きい手当だからです。

残業が無ければ0円ですし、残業が多い月であれば10万円を超えることだってあります。

この残業手当が増えてしまうと、標準報酬月額が増加して、社会保険料が上がってしまうことになるのです。

 

このような背景から、4月から6月の残業代を抑えたほうがトクをするのは事実であるのは間違いないでしょう。

とび助
とび助
社会保険料を抑えられるという意味だったんですね!
トビタカ
トビタカ
そういうことになりますね!

諸手当には残業手当以外にも住宅手当・休職手当・単身赴任手当・当直手当などが含まれます。

結婚出産祝い金や出張旅費、年3回までの賞与は含まれませんので、これらの金額は除外して報酬月額を算出してください。

この噂の間違っている点とは…?

とび助
とび助
あれ、でもさっき噂の半分は間違っているって言ってませんでした…?
トビタカ
トビタカ
はい。間違っている部分もありますよ!

 

先ほど申し上げた通り、この噂には間違っている部分があります。

それは、残業を控える期間です。

とび助
とび助
どういうことですか…?
トビタカ
トビタカ
残業代の支払いにはタイムラグがあるんですよ。

 

結論から言ってしまうと残業を控える時期は『4月から6月』ではなく、『3月から5月』になります。

これは会社の給料のシステムを考えれば、納得していただけるでしょう。

 

当たり前ですが、給料は毎月の給料日に支払われます。

この給料日は15日や25日などの月末でない時期が多いのが特徴です。

そのため、月ごとの経費として集計しなければいけない残業代などは、給料日に間に合わせることができません。

このような背景から、基本的に残業手当は翌月に支給されるようになっているのです。

 

先ほど社会保険料を抑えるためには、4月から6月の残業手当を抑えることが重要だと述べました。

では、4月から6月の残業手当はいつの残業に対するものなのでしょうか…?

とび助
とび助
ひと月前だから3月から5月ってことですね?
トビタカ
トビタカ
正解です!

 

ご明察の通り、4月から6月の残業代は3月から5月の残業に対する報酬です。

つまり、4月から6月までの残業手当を抑えるためには、3月から5月までの残業を控える必要があるのです。

以上の理由から、噂の『残業を控える時期』に関しては間違っていると言えるでしょう。

トビタカ
トビタカ
期末の3月に残業をしてしまうと、高い保険料を支払うことになるんです。
とび助
とび助
そうだったんですね!

残業をすると社会保険料はどれくらい変わるのか?

とび助
とび助
そういえば、残業手当を抑えるとどれくらいお得になるんですか…?
トビタカ
トビタカ
それでは、東京都を例にして確認してみましょう。

 

噂の点で1つ気になるのが、『どれくらい社会保険料に差が出るのか』という点だと思います。

これは地域や残業手当の額によって変わるのですが、結論から言えば1年間で数万円から数十万円の差が生じます。

 

具体例を見ていきましょう。

一般的な初任給に近い例として、3か月の報酬月額が24万円のケースを考えていきます。

次の表を見てください。

標準報酬月額と社会保険料

この表は東京都の令和三年度の社会保険料算出表になります。

『3か月の報酬月額の平均値』が表の『報酬月額』のどこに位置するかを確認すれば、社会保険料の金額が分かるようになっているのです。

 

3か月の報酬月額の平均値が24万円の場合を考えてみましょう。

このケースでは報酬月額が23万以上~25万未満に該当するので、標準報酬月額は24万円になります。

等級で言えば『19-16』になるのです。

 

この等級の場合、健康保険料は11,808円、厚生年金保険料は21,960円になるので、毎月36,582円の社会保険料が給料から天引きされることになります。

 

では、毎月5万円の残業をした場合を考えてみましょう。

この場合、報酬月額は29万円になるので、等級は『22-19』になります。

つまり、社会保険料が42,210円になるのです。

3等級の変化で大体6,000円の変化が生じるので、1等級変われば月額2000円程度の差が生じると考えておきましょう。

とび助
とび助
3等級変わっても、6,000円程度なんですね!
トビタカ
トビタカ
いえ、それは月額なので、年間で考えると7万円くらいになりますよ!
とび助
とび助
結構バカにならないですね…

まとめ

以上が『4月から6月は残業しない方が得をする』という噂の検証結果です。

社会保険料を抑えられるのは事実ですが、残業する時期は間違っているので気を付けましょう。

適度に残業して、等級が上がらないギリギリを狙えば、社会保険料を上げずに残業代を手に入れることができます。

どのくらいまで残業できるのかを事前に計算しておき、節税+残業代をゲットできるようにしておくのがオススメです。

とび助
とび助
3月から5月までは残業を控えるようにします!
トビタカ
トビタカ
残業しなくてもいいように仕事を効率的に進めましょう!

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