あなたを悩ませるAGAの原因とは…?
最近、髪の毛が薄くなってきた気がする…
あなたは男性型脱毛症(AGA)の原因をご存知でしょうか?
多くの人がストレスや生活習慣の乱れが原因だと思っているみたいなのですが…
実は全く違うんですね。
本記事では、世界の専門家が解明してくれたAGAのメカニズムをザックリ紹介しています。
「髪が生えれば原因なんてどうでもいい」という気持ちも分かるのですが…
AGAのメカニズムを知っておくと、詐欺のような治療法を見分けられるようになるんです。
最終的には自分で治療することもできるようになるので、知っておいて損はしない情報ですよ。
本記事は男性型脱毛症(AGA)の原因を解説した記事です。
『女性の薄毛』や『急激な脱毛』は当てはまりませんので、ご注意ください。
気になるところへGO!
薄毛をもたらす男性型脱毛症(AGA)の原因とは…?
突然ですが、あなたの周りにいる薄毛の人を3人思い浮かべてみてください。
………
きっとほとんどが男性だったのではないでしょうか?
あなたの認識の通り、薄毛の人は男性が大多数を占めています。
つまり、男性だけが持っている『何か』がAGAを引き起こしているのです。
そして、その『何か』はすでに解明されています。
それは『テストステロン』という男性ホルモンなのです。
AGAが発生するメカニズム
AGAの原因とされるテストステロンですが、テストステロンには薄毛をもたらす力はありません。
ある物質と合体することでAGAを引き起こすようになるのです。
男性型脱毛症の発症には遺伝と男性ホルモンが関与するが,主な機序については男性ホルモンとして知られるテストステロン(T)から5αリダクターゼの作用により転換された、より強力な作用を有するジヒドロテストステロン(DHT)が主役となる.
合体して生み出されたジヒドロテストステロンは、血液と一緒に頭皮に送られます。
そして、毛乳頭にある男性ホルモン受容体と結合して、脱毛因子を生み出すのです。
この脱毛因子が含まれたハゲビームを髪の毛が受け続けると薄毛になっていくことがこれまでの研究で明らかになっています。
DHTの結合した男性ホルモン受容体はTGF-βなどを誘導し毛母細胞の増殖が抑制され成長期が短縮することが報告されている.
もちろん、このハゲビームを受けたからといって、すぐに薄毛になるわけではありません。
ハゲビームの力はあまり強くないことに加え、受けたダメージも人間の自然治癒力で回復するからです。
だから、若い人のように自然治癒力が高ければ、ハゲビームを受けても薄毛にはならないのです。
しかし、年齢を重ねて自然治癒力が落ちてくると話は変わってきます。
回復が追い付かなくなり、ダメージが蓄積していくのです。
男性である限り男性ホルモンはずっと作られることになるので、攻撃が止まることはありません。
髪の毛はダメージを受け続けることになるので、だんだん髪の毛に元気がなくなっていきます。
たとえ小さなダメージであっても長時間ハゲビームを受け続ければ、無視できないダメージになります。
その結果、徐々にAGAが進行していくことになるのです。
ちなみに、毛根にダメージが蓄積されていくとどうなると思いますか…?
壮年期の男性に最も一般的にみられる非瘢痕性の脱毛症であり,活性型の男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの影響により毛周期が短縮する結果,毛包がミニチュア化し軟毛が増加する。
意外かもしれませんが、薄毛とは髪の毛が無くなった状態ではありません。
髪の毛が見えないくらい細くなった状態を指しているのです。
AGAのメカニズムから分かる効果的な治療法
以上の内容をまとめると、AGAのメカニズムは次のようになると言えます。
この状態を解決するためには、どうすればいいと思いますか?
ハゲビームでAGAが進行するなら、『ハゲビームを撃たせないこと』がAGAの治療には効果的ということが言えます。
というのも、薄毛が進行しなければ自然治癒力で髪の毛が元気になってくるからです。
なので、ハゲビームを撃てなくする方法を考えてみましょう。
ハゲビームを撃てなくさせる方法として、次の3つが挙げられます。
- 元凶となるテストステロンを作らせないようにする
- テストステロンがジヒドロテストステロンに変化するのを防ぐ
- ジヒドロテストステロンを毛乳頭に行かせないようにする
①の方法は、AGAの元凶となるテストステロンを作らせないようにするという方法です。
テストステロンがなければ、ジヒドロテストステロンに変化することはありません。
つまり、ハゲビームを撃つ奴に変化することがないので、AGAの進行を食い止めることができるのです。
ですが、この方法はやめたほうがいいでしょう。
男性ホルモンを作らせないようにするのは、男性である限り不可能に近いからです。
外科手術で薄毛を治療するのはしんどいので、②③の方法を考えてみます。
先に③の方法を考えてみましょう。
③の方法はジヒドロテストステロンを毛乳頭に行かせないようにする方法です。
ジヒドロテストステロンなどの男性ホルモンは血液と一緒に全身に送られます。
なので、毛乳頭にジヒドロテストステロンを行かせないようにするためには、頭皮への血流を止めなければなりません。
これは現実的に不可能です。
なので、②の方法しか残されていないんです…
ご安心ください…
②の方法を実現する治療法はすでに確立されています。
ある薬を飲むことで、テストステロンの合体を邪魔して、ジヒドロテストステロンを作らせないようにできるんです。
具体的には、テストステロンを別の物質と合体させることで、悪さをしないホルモンに変えてしまいます。
この合体を阻害する薬を服用しつづければ、AGAの進行を止めることができるのです。
この薬を飲み続ければ、AGAは確実に改善していきます。
新たにダメージを受けることがなくなるので、これまでのダメージの回復に集中できるからです。
しかし、薄毛の状態が治るまでには数年間はかかるでしょう。
薄毛の進行は止まっても、髪の毛が太くなるのに時間がかかるからです。
人間の自然治癒力で髪の毛を太くしていくので、かなりの時間が必要になるんですよ。
まとめ
以上がAGAの原因とメカニズムになります。
髪の毛をフサフサにするには、AGAの進行を止める必要があることがお分かりいただけたと思います。
逆にAGAの進行を止めなければ、どんな発毛治療を行っても髪の毛がフサフサになることはありません。
髪の毛を太くする治療を受けたとしても、ハゲビームを受けたら再び細くなってしまうのです。
この事実を知っておけば、騙されることもなくなるでしょう。
提案された治療法にAGAの進行を止める効果がなければ、その時点で意味がないことが分かるからです。
なので、薄毛を治したいなら必ず『AGAの進行を止める治療法』を受けるようにしてくださいね。