あなたの昇格試験の合否を左右する2つのポイントとは…?
論文のせいで昇格試験に受からない!
給料を大きく上げるチャンスの1つである昇格試験。
できることなら早く合格しておきたいですよね。
しかし、残念なことに、論文が苦手で昇格試験に受からない人が結構いるみたいなんです。
私の場合は幸運にも『論文で最高得点を出した先輩』に指導を受けることができ、試験に一発で合格することができました。
本記事では、その先輩から教えてもらった『論文試験で絶対に外してはいけない2つのポイント』をご紹介していきます。
本記事の内容を伝授した3人の後輩も1発で試験に合格することができたので、再現性の高い方法になっていますよ。
本記事は『設問に解答する論文試験』に有効な内容になっています。
事前課題や時事問題に解答する論文には適しておりませんのでご了承ください。
気になるところへGO!
昇格試験の論文で不合格になる人の共通点
さっそく論文試験のポイントをご紹介したいところなのですが、その前に論文試験で不合格になる人の共通点をご紹介させてください。
論文試験で不合格になる人は、ある致命的な勘違いをしています。
その勘違いとは『論文の内容で合否が決まると思っていること』です。
言い換えれば、「自分は会社のためになることをやっています!」と論文でアピールすることが大切だと思っている人を指しています。
なぜ書いた論文の内容で合否が決まらないのかというと、公平性が欠けてしまう可能性があるからです。
例えば『コストダウンを実現するために発明したものは何か?』という問題が出たとしましょう。
その場合、発明がメインの仕事である人は答えやすい問題となりますが、人事などの事務系の人には答えられない問題になってしまいます。
人によって試験の受かりやすさが大きく偏ってしまうのです。
このような不公平が生じないように、昇格試験では公平な評価を下すための採点基準を用意しています。
だから、採点基準を無視して自分をアピールをしても、合格点をとれないんです。
論文で外してはいけない2つのポイント
では、書いた論文の内容で合否が決まらないのであれば、一体何が重要なポイントになるのでしょうか…?
結論から言ってしまうと、論文で一番重要なポイントは『文章を正しく理解したうえで、論理的な説明ができているか』という点になります。
というのも、昇格試験の論文は『あなたの仕事を知るためのテスト』ではなく、『あなたの能力を確かめるテスト』だからです。
上位等級で求められる判断力の基礎となる『問題の要点を理解して論理的に解決する能力』を論文では見られているんですよ。
先ほど申し上げたように、『文章を正しく理解したうえで論理的な説明ができる能力』を確認することが論文試験の目的です。
つまり、論文試験では次の2つのポイントをクリアすることが求められていると言えます。
- 論点を正確に把握して全ての設問に解答すること
- 論文の論理展開が正しく矛盾がないこと
この2つのポイントが重要視されている理由はとても単純で、①で文章を正しく理解する能力、②で論理的な説明ができる能力を評価できるからです。
特に重要なのは①。
1つでも回答していない設問があれば、「論点を正確に把握できていない」と判断されてしまいます。
つまり、一発不合格になるのです。
「テーマで問われていることに一つひとつ忠実に丁寧に答える」ことが必要である。小論文も形を変えた試験である以上、問題や問われていることにキチンと答えなければ合格点は取れない。
なお、全ての設問に解答しなかった場合、採点官は論文を読むのを止めて不合格にするそうです。
こうならないためにも、論文試験では問題をきちんと分析して、すべての設問に解答していくことが重要であると言えます。
まとめ
以上が昇格試験を受ける前に知っておきたい『論文で外してはいけない2つのポイント』になります。
このポイントを知ったうえで論文対策をすれば、評価対象外の採点を受けることはなくなるはずです。
なお、この2つのポイントを抑えた試験対策と書き方は後日ご紹介いたします。
- 論文は『あなたのことを知るテスト』ではない
- 論文は『あなたの能力を確かめるテスト』である
- そのため、論文は書いた内容で合否が決まるわけではない
- 論文で一番重要視されるのは文章を正しく理解したうえで論理的な説明をすること
- 論文で重要な2つのポイント
①論点を正確に把握してすべての設問に解答すること
②論文の論理展開が正しく、矛盾がないこと - 1つでも設問に解答しないと不合格確定