でも、ある方法で本を選べば、自分に合った本を選ぶことができるんです。その自分に合った本の選び方とは…?
あなたは役に立たない本を買ってしまって、悔しい思いをした経験はありませんか?
本屋やネットで本を探すと、たくさんの本であふれています。
しかも、本のレビューがサクラレビューである事も多いので、なかなか自分に合った本に出会えないんですよね。
でも、今回ご紹介する本の選び方を身に付ければ大丈夫です。
この方法で本を選べば『自分に合った本』を必ず選べるようになるので、ハズレ本を避けることができ、お金と時間を有効に使えるようになりますよ!
気になるところへGO!
自分に合った本の選び方
自分に合った本を見つける方法はとてもシンプルです。
読書の目的を決めて目次を確認するだけでいいんですよ。
この方法で本を選ぶだけで、自分に合った本を簡単に選ぶことができるようになります。
この本の選び方が効果的な理由
もちろん、先ほどのご紹介した本の選び方が効果的なのには、きちんとした理由があります。
その理由とは、本の評価の基準となる『合格ライン』を越える本を選べるからです。
実は本の評価は『目的の達成に貢献できたかどうか』で決まります。
というのも、本を読む人は次のような目的を無意識に設定しており、この目的を達成するために本を読むからです。
- 小説を読む人
面白い話を読んで楽しい時間を過ごしたい - ビジネス本を読む人
仕事の悩みを解決する方法を知りたい - 参考書を読む人
欲しいスキルを身に着けたい
現に、関西外国語大学の塚田先生も次のように述べており、読書には目的がある事を示唆しています。
多様化した高度情報社会の要請を受けて,目的別の読書技術の指南書が増えている。
このように、読書する人は目的をもっていると言えるのです。
例として、学生のころに買った参考書を思い出してみてください。
入試対策をするために買った参考書であれば、志望校のレベルに合った参考書を買っているはずですし、テスト対策用の参考書であれば、テスト範囲が載っている参考書を買っているはずです。
つまり、「志望校に合格できる力を身につけたい!」「テストで良い点を取りたい!」という目的が根底にあって、その目的の達成に貢献できそうな本を選んでいるということになるんですよ。
では、ここで自分の目的に合っていない本を買ってしまった場合を考えていきます。
例えば、あなたが数学の定期テスト対策に使える参考書を買おうと思ったのに、東大受験者が愛用する『赤チャート』を買ってしまったとしましょう。
そして、勉強するときに、あなたは気づいたのです。
その結果、高いお金を払って買ったこの参考書は、使われることがなくなります。
いくら高い本でも、あなたの目的の達成に貢献できなければ、その本はお蔵入りになってしまうのです。
以上のように、人は本を購入する際に無意識に目的を設定しています。
そのため、目的の達成に貢献できない本は、自然と低い評価になるのです。
ここで、この法則の対偶を考えてみると、いい本に出会うための方法が見えてきます。
自分に合う良い本は目的の達成に貢献できる本ということが言えるんです。
選び方の手順①本を読む目的を文章化する
『目的の達成に貢献できる本』を選ぶためには、次の2つの行動が必要になります。
- 本を読む目的を文章化する
- 目次を確認して本を選別する
すでに申し上げたように、自分に合った本を選ぶためには『読書の目的』を明確にする必要があります。
本を読もうと思った時点で、あなたの頭の中に目的が設定されているはずなので、まずはその目的を文章化していきましょう。
次のイメージのように、『〇〇になりたいから△△を知りたい(読みたい)』という文章を作ればOKです。
- 肩こりを直したいから、肩こりに効くストレッチを知りたい
- 株で利益を出したいから、チャートの読み方を身に付けたい
- 仕事を効率よく進めるために、Excelの裏技を知りたい
- ドキドキしたいから、どんでん返しがあるサスペンスを読みたい
このような文章を作ることができれば、自分が知りたい情報や読みたい本がブレなくなります。
そのため、自分の目的にあった本を選べる状態になるのです。
うまく文章が作れなかった場合は、本を読もうと思った状況を思い出してみましょう。
特に『どんな状態でどんな気持ちだったのか』を考えると、目的が分かりやすくなるので、文章にしやすくなりますよ。
私の一例:仕事ができなくて上司から怒られていたときに、仕事ができるようになる方法を知りたいと思った
選び方の手順②目次を確認して本を選別する
本を読む目的を文章化したら、インターネットや本屋で何点か本の候補を選びましょう。
そしたら、候補に挙げた中に目的の達成に貢献できる本があるか確認していきます。
目的に合っている本かどうかを確認するために、本の目次を確認していきましょう。
本の目次に『自分の知りたいこと』が書かれていそうな項目があるか確認してください。
本の目次には『本の概要』や『重点的に書いてある内容』がまとめられているので、目的に合った本かを確認しやすいページになっています。
そのため、目次に知りたい情報がある本であれば『あなたに合った本』になりますし、なければ『ハズレ本』になるのです。
たったこれだけで、目的とは関係ない本を買うことがほとんどなくなるので、自分に合った本を高確率で選べるようになりますよ。
知りたい情報にたくさんのページが使われている本ほど、読書の目的の達成に貢献できる本である可能性が高いです。
なので、最後の二択で迷ってしまったら、知りたい情報が書かれているページ数で判断するのもアリですよ!
まとめ
以上が自分に合った本の選び方になります。
凄くシンプルな方法なのでインパクトはありませんが、効果がありそうだなと思っていただけたのではないでしょうか。
この方法で本を選ぶだけで、ハズレ本を買ってしまうことがほとんどなくなるので、ぜひ試してみてください!
- 人は読書の目的を無意識に設定している
- 本の評価は『目的達成への貢献度』で決まる
- まずは読書の目的を文章化する
- 目次に知りたい情報が載っているか確認する