C言語

【約10分】Visual Studio 2019をC言語用にインストールしてセットアップする方法とその手順とは…?

トビタカ
トビタカ
本記事ではC言語のプログラミングに欠かせない『Visual Studioのインストール方法』と『C言語用の設定』をご紹介しております。

そのインストール方法と必要な設定とは…?

 

Visual Studioのインストールのやり方がよくわからない!

 

1つのソフトウェアでプログラムの作成から実行までできる『統合開発環境』って、とっても便利なのですが…。

これらを準備するのって、けっこう大変なんですよね。

トビタカ
トビタカ
しかも、結構わかりづらいんですよね…
とび助
とび助
私も苦戦しています…

 

そこで、本記事では無料で使える統合開発環境である『Visual Studio』のインストール方法をご紹介しています。

本記事をお手本にすれば、Visual StudioでC言語のプログラミングができるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

とび助
とび助
本当に簡単にインストールできるんですか…?
トビタカ
トビタカ
本記事を見ながらやれば大丈夫ですよ!

 

インストールの前準備

まず最初にVisual Studioをインストールするための準備をしていきましょう。

準備と言っても、あなたのパソコンがインストールに必要な条件を満たしているかを確認していくイメージです。

次の条件を満たしていないとインストールに失敗、もしくは誤作動を起こす可能性があるので注意してください。

インストールに必要な条件
  1. 管理者権限がある
  2. OSがWindows7より新しい
  3. メモリが2GB以上
  4. ハードディスク容量が20GB以上
  5. 2GB以上の通信が可能な環境
とび助
とび助
どうすれば確認することができるんですか…?
トビタカ
トビタカ
1つずつご説明いたしますね。

条件①管理者権限があること

Visual Studioをインストールするためには『管理者権限』が必要です。

管理者権限とは、システムなどを変更できるライセンスのようなもので、パソコンを設定した人が持つことになります。

なので、パソコンを使っているのが『あなただけ』ならば、管理者権限は『あなた』になるのです。

 

念のため管理者権限を確認したい場合は、次の画像のように①『Windowsマーク』→②『歯車(設定)』→③-①『アカウント』をクリックしてみましょう。

管理者権限の確認方法

 

画面が切り替わりますので、④のところに『管理者』と書かれていることを確認してください。

トビタカ
トビタカ
これで管理者権限の確認はOKです!

 

条件②Windows7以上のOS

続いてはパソコンのOSバージョンを確認していきましょう。

古いWindowsだとVisual Studioが動かない場合があるので、新しいWindowsである事をここで確認するイメージです。

次の図のように①『Windowsマーク』→②『歯車(設定)』→③-②『システム』をクリックしてください。

システム確認画面

 

すると左下に④『詳細情報』という項目があるので、クリックしましょう。

OSバージョンの確認画面

画面の下側に『Windowsの仕様』が表示されますので、そこにある⑤『エディション』を確認しましょう。

ここがWindows 7〜10であることを確認してください。

トビタカ
トビタカ
HomeやEnterpriseなどは無視してOKです。
とび助
とび助
数字だけ確認すればいいんですね!?
トビタカ
トビタカ
はい!あとこの画面はまだ閉じないでくださいね!

条件③メモリの容量

3つ目はメモリの容量の確認です。

メモリとはデータを一時保存する機能のことで、メモリの容量が大きいほどインストールやプログラムが速く実行することができます。

逆にメモリの容量が足りないと、インストールに失敗したり誤作動したりする可能性があるので注意が必要です。

 

メモリ容量はOSのバージョンを確認したところに記載されています。

次の画像のように『デバイスの仕様』の中にある⑥『実装RAM』にかかれている値を確認してください。

メモリ容量の確認画面
とび助
とび助
4GBでも大丈夫ですよね…?
トビタカ
トビタカ
はい。2.0GB以上であれば大丈夫です。

 

条件④ハードディスクの容量

続いてはハードディスクの容量を確認していきます。

ハードディスクはVisual Studioのシステムデータなどを保存する場所です。

そのため、ハードディスクの容量が足りなければインストールできなくなります。

 

Visual Studioのシステムデータの容量はインストールする機能によって変わるのですが、C言語の機能だけでも20GBくらいはあります。

なので、ご紹介する方法でハードディスクに20GB以上の容量があることを確認しておきましょう。

 

まずはメニューにある⑦『フォルダ』を開きます。

そうすると左側に⑧『PC』があると思いますので選択してください。

HDD容量確認方法

すると画面が切り替わりますので、⑨『OS(C:)』の空き容量を確認しましょう。

この数値が少なくとも20GB以上あることを確認してください。

トビタカ
トビタカ
自分は30GB以上あったほうがいいと思います。
とび助
とび助
どうしてですか…?
トビタカ
トビタカ
空き容量がなくなると、パソコンの動作が重くなるからです。

条件⑤大容量の通信環境

最後に確認するのはネット環境です。

というのも、Visual StudioのC言語機能をインストールするためには、約2GBのデータをダウンロードする必要があるからです。

ダウンロードの途中でネット回線が途切れたり低速になったりしてしまうと、インストールに失敗する可能性があります。

なので、少なくともインストールは完了できるように、2GB以上の通信ができるネット環境を整えておきましょう。

とび助
とび助
あれ?20GBでなくて2GBでいいんですか…?
トビタカ
トビタカ
はい。ダウンロードするのはインストールに必要なデータだけなので大丈夫ですよ!

Visual Studioのダウンロード

準備が終わったので、ここからはインストールに必要な作業に移ります。

まずはVisual Studioのインストールに必要なデータをダウンロードしていきましょう。

次のボタンを押して、Microsoft社のトップページにアクセスしてください。

 

 

トップページに移動したら次の画像のように、①『すべてのMicrosoft製品』をクリックして、その中の②『Visual Studio』を選択しましょう。

MicrosoftのHPのメインメニュー

 

ページが移動したら、次の図の③『Visual Studioのダウンロード』にカーソルを当ててください。

Visual Studio選択画面

するとダウンロードするソフトの種類が③に表示されるので、無料で使用できる『Community 2019』を選択しましょう。

トビタカ
トビタカ
これで、インストールに必要なデータがダウンロードされます。
とび助
とび助
ここまではできましたよ!

Visual Studioのインストール

インストールデータをダウンロードしたら、そのファイルをダブルクリックで開きましょう。

Google chromeの場合は①の場所をダブルクリックすればOKです。

ファイルのダウンロード先
トビタカ
トビタカ
もし、『ユーザーアカウント制御』という画面が表示された場合は『はい』を選択してください。

 

ファイルを開くとライセンス同意画面に移動します。

②の『続行(O)』をクリックしてください。

ライセンス同意画面

 

すると図の右側のようなメーターが表示されるので、満タンになるのを待ちましょう。

メーターが満タンになると、インストールする機能の選択画面が表示されます。

とび助
とび助
たくさん種類があって迷ってしまいます…
トビタカ
トビタカ
機能は後からでも追加できるので、まずは次の画像のように操作してください。

 

Visual Studioインストール項目選択画面

今回のようにC言語を使う場合は③『C++によるデスクトップ開発』を選択すればOKです。

選択したら④『インストール』をクリックしてください。

トビタカ
トビタカ
時間がかかるので『ダウンロードしながらインストールをする』にしておきましょう。

 

インストールを開始すると、次のような進捗画面が表示されます。

インストール進捗画面

インストールが完了したらVisual Studioが起動するのを待ちましょう。

 

トビタカ
トビタカ
私のように次の画面が表示された場合は、⑤『再起動』をクリックして再起動してくださいね。
再起動要求画面

 

再起動した場合は、⑥のVisual Studioのアイコンをクリックして起動させましょう。(再起動しなかった場合はこの処理は不要です。)

Visual Studioの起動

 

起動が完了すると次のようなサインインの画面が表示されます。

Visual Studioのサインイン画面

アカウントを持っている場合は⑦をクリックしてサインインしてください。

持っていない場合は⑧『後で行う。』をクリックしてもOKです。

 

次に配色テーマの選択画面が表示されます。

⑨の中から好みの配色を選択して⑩『Visual Studioの開始(S)』をクリックしましょう。

配色選択画面

これでインストールは完了です。

とび助
とび助
思ったより簡単でした!
トビタカ
トビタカ
それはよかったです!では設定までやっちゃいましょう!

Visual StudioのC言語設定

タブレッ

インストールが終わったらプログラムの作成画面を開いてC言語の設定をしていきます。

次のようなメニューが表示されていると思いますので、①『新しいプロジェクトの作成(N)』をクリックしましょう。

Visual Studioのメインメニュー

 

画面が変わったら、②『空のプロジェクト』を選択して、③『次へ(N)』をクリックします。

Visual Studioのプロジェクトテンプレート選択

 

つづいてはプロジェクト名と保存場所を決めていきます。

Visual Studioのプロジェクト名と保存場所

④の場所に好きなプロジェクト名と保存場所を入力してください。

ただ、プロジェクト名は半角英語にするのがオススメです。

とび助
とび助
どうしてですか…?
トビタカ
トビタカ
日本語を使うとエラーになる時があるからです。

日本語コードを用いた場合,半角文字で書くべきところを全角文字で書いた場合に発見しづらいエラーとなることも少なくないことを挙げておく。

引用:写経型プログラミング学習と反転授業

 

なお、最後のチェック欄はどちらでもいいですが、ファイルの管理が楽になるので、チェックを入れておくといいでしょう。

全ての入力が終わったら、⑤『作成』をクリックしてください。

 

画面が切り替わったら、画面右にある『ソリューションエクスプローラー』に注目してください。

ソースファイルの作り方

ここにある⑥『ソースファイル』をクリックした後に右クリックをするとメニューが表示されます。

そこにある⑦『追加(D)』を選択して⑧『新しい項目(W)』をクリックしましょう。

すると次のような画面に切り替わると思います。

ソースファイルのセッティング画面

この画面は制作するソースファイルを選びます。

⑨『C++ファイル(.cpp)』を選択して、⑩にファイルの名前を入力してください。

そして⑩『.cpp』の部分を『.c』に変更して、⑪『追加(A)』をクリックしましょう。

トビタカ
トビタカ
C言語の拡張子は『.c』なので、変更が必要なんです。
とび助
とび助
なるほど〜

 

これでC言語のプログラムが作れるようになりました。

ですが、この状態だとC++の機能が発動することもあるようなので、詳細設定を変更していきます。

⑫『プロジェクト(P)』の中にある⑬『〇〇のプロパティ(P)』を選択してください。

プロジェクトのプロパティ表示方法
トビタカ
トビタカ
〇〇にはプロジェクト名が入りますよ。

 

プロパティが表示されたら⑭『C/C++』の中にある⑮『詳細設定』をクリックしましょう。

プロパティの設定変更画面

すると右側の画面が切り替わり、⑯『コンパイル言語の選択』という項目が『既定』になっていることが確認できると思います。

その『既定』をダブルクリックして『Cコードとしてコンパイル(/TC)』に切り替えてください。

そして⑰『OK』をクリックしましょう。

トビタカ
トビタカ
これで、確実にC言語として認識されるようになりますよ。
とび助
とび助
これは知らなかったです…

終わりに

お疲れさまでした。

以上が統合開発環境のVisual Studioのインストール手順とC言語用のセットアップになります。

最後の詳細設定はやらなくても大丈夫なケースが多いみたいですが、プログラムがうまく動作しない場合は設定内容を変更してみてください。

トビタカ
トビタカ
これでC言語の開発ができるようになりました!
とび助
とび助
さっそく、プログラムを書いてみます!

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