本記事では、オススメの食洗機と選び方のポイントをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。その選び方のポイントとは…?
食洗機を買いたいけど、賃貸だからムリかも…
シンクにたまった食器をみて、あなたはそう思ったことはありませんか?
でも、ご安心ください!
実は賃貸でも食洗機を使うことができるんです!
本記事では実際に賃貸で食洗機を使っている私がオススメする『食洗機』と『選び方のポイント』をご紹介しています。
『食洗機を買おうか悩んでいるあなた』を後押しする記事になっていますよ!
気になるところへGO!
賃貸向け食洗機を選ぶ3つのポイント

自分に合った食洗機を選ぶポイントは3つあります。
- 食洗機の目的
- 設置スペース
- 機能の優先順位
ポイント①目的を決める
1つ目のポイントは『食洗機を買う目的』を明確にすることですね。
目的が必要な理由は単純で、次の例のように目的によって『あなたに合った食洗機』が変わってくるからです。
- 食器を乾燥させたい
→温風乾燥機能が付いたタイプ - 食器をきれいにしたい
→ノズルが多い+温風乾燥機能付き - 食器を1つも手洗いしたくない
→鍋も洗える大容量タイプ
このように、目的を明確にすると自分に合った食洗機の機能かおのずと決まっていきます。
なので、一番最初に食洗機を買う目的を決めるのが大切なんですよ。
ポイント②設置スペースを知る
目的を確認したら、設置スペースで候補を絞り込んでいきましょう。
食洗機を買っても、食洗機を置くことができなければ何の意味もありません。
なので、次の図のように食洗機が置ける最大のスペースを測っておきましょう。

だから、まずは最大スペースを測ってくださいね。
ポイント③機能の優先順位を決める
食洗機を選んでいくと、どれも魅力的に見えてきますよね。
でも、魅力的な機能がついていても、自分が使わないのならば意味がありません!
だから、最後に食洗機の機能に優先順位をつけていきましょう。
- 温風乾燥機能
- 洗浄モードの数と種類
- 食洗機の容量
- 洗浄ノズルの数
- トレーの形・材質
- 消費電力
- フィルターのお手入れ方法
- 分岐水栓への切り替え
これらの中から自分が重視している機能を決めて、その機能を持つ食洗機を絞り込んでください。
そうすれば『あなたに合った食洗機』が自動的に決まっていきますよ。
食洗機を選ぶ時の3つの注意点

食洗機を選ぶ時の注意点は3つあります。
- 扉の開閉スペース
- 排水先の位置
- 原状復帰ができるか
注意点①扉の開閉スペース
まず、注意しておかなければいけないのは『扉の開閉スペース』です。
食洗機の置き場所や置き方によっては、食洗機の扉がぶつかってしまうことがあります。
扉を完全に開けることができなければ、食器の出し入れができなくなり、食洗機が置物になってしまうのです。
特に注意が必要なのは、扉が開く方向に蛇口がある場合ですね。
このケースでは、設置スペースより扉がぶつかるかどうかで食洗機が決まってきます。
なので、扉が開閉スペースがあるか、きちんと確認しておきましょう。
注意点②排水先の位置
次に確認するのは排水先の位置です。
滝のように水は高いところから低いところに流れていきます。
そのため、次の図のように排水ホースが食洗機より低い位置にないと食洗機は使えないのです。

注意点③入居した状態に戻せるか
3つ目は『工事が必要な食洗機』の注意点です。
賃貸の場合、次のような『退去する際に入居した状態に戻す義務』があります。
賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに附属させたものがある場合において、賃貸借が終了したときは、その附属させたものを収去する義務を負う。
なので、水栓工事をやる場合は、引っ越しする際に元に戻さなければいけないので、注意してくださいね。
以上が3つの注意点です。
この注意点をクリアした食洗機があなたの家で使える食洗機になりますよ。
賃貸にオススメ!工事不要の食洗機3選

まずは、工事が不要なタイプの食洗機のオススメをご紹介していきますね。
工事が不要なタイプの食洗機には、次のような特徴があります。
- 購入後すぐに使える
- 水タンクが内蔵されている
- 上部からの水の補給が必要
- 扉は下開き
- 温水洗浄が可能
- 場所移動が可能
- 少人数向け
- フィルターの分解洗浄が必要
このタイプの食洗機の最大の特徴は、水タンクが内蔵されていることです。
そのため、使う時に水を補給すれば、工事なしですぐに使えるという、賃貸向けの最大のメリットがあるんですよ。
デメリットとなる給水も、付属カップの約3杯分(5~6リットル)なので、1日1回の使用頻度であれば苦にならないレベルとなっています。
『工事不要タイプの食洗機』の中で、私がオススメするのは次の3つですね。
- エスケイジャパン Jaime
- シロカ SS-M151
- AINX AX-S3W
①エスケイジャパン Jaime
最初にご紹介するのは、タンク式食洗機を初めて販売したエスケイジャパンさんの『Jaime』です。
『Jaime』の一番の特徴は水のタンクが取り外せることですね。
工事不要タイプの食洗機は本体上部から給水するのですが、『Jaime』だけはタンクを取り外して水道から直接水を汲むことができるんです。
このような他社にはないオリジナリティを持つ『Jaime』ですが、業界初の製品なため、後続の他社の新製品に少し負けている部分もあります。
洗浄ノズルが1箇所(下側)しかないので、洗浄力が少し弱いのです。
ですが、『Jaime』は1つのノズルで食器がきれいになるように設計されているので、問題ありません。
説明書のように食器を設置すれば、食器をピカピカにすることができますよ。
さらに、『Jaime』には温風乾燥機能もついているので、食器を清潔に保つこともできるようになっています。
『jaime』は定格消費電力950Wと高い値になっていますが、消費電力が必ずしも高いわけではありません。
定格消費電力は『安全に出せる最大出力』なので、消費電力とは違う指標なのです。
②シロカ SS-M151
2つ目におすすめするのは、シロカさんの『SS-M151』です。
『SS-M151』は、2箇所の洗浄ノズルを用いた『360°キレイウォッシュ』という機能がついており、『Jaime』より洗浄力を強化した食洗機になっています。
しかし、『SS-M151』には温風乾燥機能がついていません。
でも、熱いお湯と強力な洗浄力で食器を洗浄・殺菌することで、余熱で乾燥させても食器を清潔な状態に保てるのです。
さらに、『SS-M151』は消費電力が526Wと低く、タイマー機能も付いています。
そのため、電気代が安い深夜に食洗機を使えば、お財布にも優しいんです。
なお、『SS-M151』は分岐水栓にもできますので、給水が面倒になったら工事することも可能ですよ。
なお、2019年の11月に『SS-M151』とほぼ同等の性能を持つ食洗機がアイリスオーヤマさんから発売されました。
こちらの商品は分岐水栓に切り替えることができませんが、価格が控えめなので、分岐水栓に変更する気がない場合は、こちらもアリでしょう。
③AINX AX-S3W
最後にご紹介するのはAINXさんの食洗機『AX-S3W』です。
『AX-S3W』は先程の2つの商品をいいとこ取りをした食洗機です。
なんと、洗浄ノズルが上下2箇所についているうえに、温風乾燥機能も搭載されています。
タイマー機能はついていないというデメリットはあるのですが、消費電力が200W~480Wと低く、深夜電力を気にしなくてもお財布に優しい食洗機なんです。
また、『AX-S3W』には庫内の上側に『小物ポケット』がついています。
長い菜箸やお玉などの『食洗機に入れにくい食器』を、きちんと洗えるスペースが確保されているんです。
もちろん、『AX-S3W』は分岐水栓に切り替えることもできるので、給水がイヤになったら工事することもできますよ。
賃貸にオススメ!水栓工事が必要な食洗機3選!

続いては水栓工事が必要なオススメの食洗機です。
水栓工事が必要な食洗機には次のような特徴があります。
- 水栓工事が必須
- 給水作業が不要
- 大容量
- 温水洗浄
このタイプの食洗機は、給水する手間がなくなるので、たくさんの食器が洗える食洗機がメインになります。
『工事が必要なタイプの食洗機』で、私がオススメするのは次の3つですね。
- AQUA ADW-GM1
- パナソニック NP-TH3
- パナソニック NP-TCR4
①AQUA ADW-GM1
最初にご紹介するのはAQUAさんの『ADW-GM1』です。
『ADW-GM1』はコンパクトな割に4人分の食器(24点)を洗浄できる食洗機です。
上段にラックがあるうえに、ノズルも上・中・下段の3箇所に設置されているので、食器をまんべんなく洗うことができます。
温風乾燥機能はついていませんが、熱湯で強力洗浄して風を当てることで食器を清潔に保てるようになっています。
しかも『ADW-GM1』は庫内がステンレスになっているので、サビやカビが発生しにくい構造になっているんです。
なお、『ADW-GM1』は扉が上向きに開く珍しいタイプです。
洗浄直後だと水滴が落ちてくることがありますが、下開きの食洗機を置けないお家の救世主になっています。
最大消費電力も615Wと標準レベルですよ。
②パナソニック NP-TH3
続いてのオススメする食洗機は、パナソニックさんの『NP-TH3』です。
『NP-TH3』は食洗機業界の中でも、最大容量と高機能を有する食洗機です。
『リバーシブルエリア』や『ちょこっとホルダー』もついているので、フライパンや鍋なども臨機応変に洗浄できます。
もちろん、洗浄ノズルも上・中・下段についているので、食器をたくさん入れても食器がキレイになるんです。
しかも、他の食洗機より高温(80℃)のお湯ですすぐ『高温洗浄機能』がついているので、食器の消毒に最適な食洗機になっています。
『NP-TH3』のデメリットを挙げるとすれば、最大消費電力が1165Wと高いことですね。
もちろん、常に1165Wを使っているわけではないのですが、大量の食器を洗っているので、消費電力が高くなるのは仕方ないのです。
しかし、『NP-TH3』にはエコナビがついていますので、電気代を気にして小型の食洗機をたくさん使うよりは電気代が安くなるんです。
なお、本機種には『ナノイーX機能がある高機能版』や『高温除菌と低温ソフト洗浄がないお手頃版』もあります。
私は性能的に『NP-TH3』で十分だと思いますが、必要であればそちらもご検討ください。
③パナソニック NP-TCR4
最後にご紹介するのは、パナソニックさんの『NP-TCR4』です。
『NP-TCR4』は、私のような大容量タイプの食洗機を置けない場合にオススメできる、コンパクトな食洗機になっています。
そのため、洗える食器数が3人分(18点)とちょっと少ないのですが、性能は他の食洗機に引けを取りません。
下側に2本のノズルがついているので高い洗浄力を持ち、温風乾燥機能が付いているのに消費電力が685Wと低めなのです。
しかも、エコナビもついているので、お財布にも優しい食洗機になっています。
中でも一番の特徴は『NP-TCR4』はフィルターの分解清掃が不要という点です。
つまり、フィルターを流水で流して洗うだけでOKなんです。
ちなみに本機種には『バイオパワー除菌機能』がついています。
最初に洗剤を溶かした水を高温にすることで、洗浄力と殺菌効果を高める効果があるんです。
このバイオパワー除菌機能を外した廉価版も発売されていますので、用途に応じて選んでみてくださいね。
食洗機の比較表
ご紹介した食洗機の性能を一覧表にまとめました。
ぜひ、ご紹介した食洗機を比較して、自分が追い求める食洗機を選んでみてください!
私が選んだ食洗機

目的や設置スペースを考慮した結果、私はパナソニックさんの『NP-TCR4』を購入することに決めました。
- 最大の目的は時短
→大容量、メンテ時間小 - 大きいサイズは置けない
- カウンターに設置+妻は小柄
→高い位置だと給水できない - カビ予防のため温風乾燥機能が欲しい
- 水栓工事が自分でもできるレベルだった
私の場合は、大容量サイズが置けない上に、設置場所がカウンターという制約がありました。
そのため、給水口が上部にある食洗機を選ぶと、小柄な妻が給水できなくなってしまうのです。
だから、『jaime』か『NP-TCR4』が候補となりました。
そして、調べていくうちに水栓工事が簡単であることに気づいたので、比較的容量が大きくフィルター清掃がラクな『NP-TCR4』を購入することに決めたのです。
食洗機『NP-TCR4』の感想・レビュー

食洗機を購入して約半年がたちました。
で、実際に食洗機を使った感想なのですが…
もう食洗機のない生活には戻れません!
だって、説明書に書いてあるとおりに食器と洗剤を入れれば、本当に食器がキレイになるんですよ!?
今まで食器洗いに使っていた時間を別のことに使えるのですから、もう手放せません。
食器を入れるだけで、食器が本当にきれいになるので、食洗機を買ったことは正解だと思っています。
ですが、もちろん気になるポイントもあります。
それは動作音です。
食洗機は水を高圧で噴射して食器を洗浄するので、音が出るのは仕方ありません。
台所の換気扇くらいの音が出るので、本音を言うと最初の頃は気になりました。
ですが、動作音に関しては次第になれています。
静寂が必要なときは不向きですが、食洗機の横でわざわざ会話をしなければ、日常生活に何ら支障はありませんよ。
他に注意するべきポイントは、小物の食器ですね。
どの食洗機にも言えることなのですが、落ちた小物が洗浄ノズルに引っかかってしまうと、食器がきれいになりません。
最悪、ヒーターカバーの上に落ちてしまうと、食器が溶けて食洗機が故障してしまう可能性もあるんですよ。
一応、気になる点を2つあげましたが、そんなことは気にならないくらい便利です。
なので、悩んでいるのであれば、買ってみることをおすすめしますよ!
汚れって本当に落ちるの?
食洗機を購入するときにやっぱり気になるのが、洗浄力ですよね?
メーカーが落ちないと公言している『口紅・卵のこびりつき・鍋の焦げ付き』は落ちません。
他の汚れはほとんど落ちるのですが、極まれに汚れが残っているときが確かにあります。
汚れが乾いてしまうと、その汚れは『こびりつき』になります。
その場合は、こすらないとキレイにならないのです。
でも、食器を水につけておけば何の問題もありません。
桶に水を張って食器を入れていけば、お風呂でふやけた『かさぶた』のように、汚れが水分を含んで落ちやすくなるんです。
なので、食洗機の排水を桶にためて食器を漬け込んでおけば、次に洗う食器がきれいになるんですよ。
まとめ
とまあ、いろいろ書きましたが、食洗機を購入するメリットは本当に大きかったです。
温水で洗浄しているので油汚れが驚くほど落ちますし、食器洗いにかかる時間も大幅に削減できるんです!
ぜひ、あなたも食洗機を使って、快適な人生を満喫してください!